梅雨前に急ぐ板金工事、ちょっと待ってほしい。三代目が語る『雨漏り診断』の真実
永盛 斉(Hitoshi Nagamori)
株式会社永盛板金 三代目代表
梅雨が近づくこの時期、雨漏りに気づいた方の多くは、まず焦ります。「天井にシミができている。梅雨に間に合うのか」——無理もありません。梅雨は、もう、すぐそこです。
そこで申し上げたいことが、一つあります。
急ぐ気持ちはわかります。でも、ちょっと待ってください。
梅雨前に住まいを襲う「3 つの罠」
雨漏りに気づいた瞬間、人は焦ります。これは、ごく自然なことです。
ただ、その焦りに、業界が乗じてくることがあります。私は 1926 年創業の三代目として、1926 年創業以来 積み上げた現場を背負う立場から、はっきり申し上げます。
梅雨前、住まいを守りたい方を狙う「罠」は、三つあります。
- 罠 1: 飛び込み営業 — 「お宅の屋根、見せていただきました。今すぐ直さないと、梅雨で大変なことになります」
- 罠 2: 即日見積もり — 屋根に上って 10 分。降りてきて 5 分で「総額 ○○ 万円です」
- 罠 3: 部分補修の即決 — 原因が特定されないまま「ここを塞げば直ります」と、見える場所だけを補修
この三つの罠に共通する一点は、「診断」が、欠けているということです。
雨漏りは、人体と同じです
私は、お客様にこう申し上げます。
雨漏りは、人体の不調と同じです。診断もせずに薬を出す医者を、誰も信用しないでしょう。
お腹が痛い、と病院に行ったとします。問診も触診も検査もせず、「とりあえず、この胃薬を飲んでください」と言われたら、私たちは席を立つはずです。
屋根も、外壁も、雨樋も、まったく同じです。シミの場所を見ただけでは、原因はわかりません。雨水は、入り口から滴り落ちる場所まで、想像を超える経路を辿ることがあります。
だからこそ、永盛板金は「診断」を、何よりも先に行います。
補足: 雨漏りと聞くと多くの方は屋根を疑います。しかし私の現場経験から申し上げると、雨漏りの原因のおよそ 3
割は雨樋にあります。屋根材はピンピンしているのに、雨樋ルートで水が回るケースは、群馬の冬の積雪・北風・山際の落葉といった土地柄でもよく出会います。
詳しくは別記事 ▶ 群馬の雨樋|雨漏りの隠れ原因 をご覧ください。
永盛板金の「雨漏り診断」6 ステップ
| ステップ | 内容 |
|---|---|
| 1. 問診 | いつから・どこで・どんな雨の日に・どれくらいの量。お客様の声が、最初の手がかりです |
| 2. 視診 | 屋根・外壁・雨樋・破風・軒天井・サッシ周り。三代目代表 の目で、全周を一周します |
| 3. 触診 | 板金の接合部・コーキングの劣化・浮き・剥がれ。指で、手のひらで、確かめます |
| 4. 検査 | 必要に応じて散水試験(疑わしい場所に水をかけて漏水を再現)・赤外線サーモグラフィー(温度差で水の経路を可視化) |
| 5. 診断 | 原因部位の特定 + 水の経路の図解。図面と写真で、お客様にお見せします |
| 6. 処方 | 部分補修・カバー工法・葺き替え、どの選択肢が最適か。費用・耐用年数・施工期間を並べて、ご判断いただきます |
この 6 ステップ、現場での所要時間は 1〜2 時間。お客様へのご報告まで、合わせて 3〜7 日いただきます。雨が降った日に再点検が必要な場合もあります。
即日「○○ 万円で工事します」と言える業者は、診断ではなく、工事の押し売りをしています。
急がず診断したからこそ、損をしなかったケース
現場でよく出会うパターンを、一般化してお話しします。
「外壁から雨が伝う、すぐに外壁を全部やり替えたい」というご相談で、他社からは外壁張り替えで 数百万円規模 のお見積もりを受けていらっしゃるケース。
こうした場合に診断してみると、原因は外壁そのものではなく、2 階の窓サッシ上部にある板金水切り、わずか数十 cm の劣化であることが珍しくありません。
雨水は、サッシ上部から壁の中を伝って、1 階の外壁まで顔を出していた。原因部位を正確に特定できれば、補修は限定的な範囲で済みます。数百万円が、数万円から数十万円規模で収まる。これが、診断の力です。
焦って即工事に飛びついていたら、大きなご出費のうえ、本当の原因は直っていなかったかもしれません。
焦らせない、それが永盛板金の流儀です
「梅雨に間に合いますか」というご質問に、私はいつもこう答えます。
原因が特定できれば、応急処置で梅雨を凌ぐことは十分可能です。本工事は、梅雨明けの晴天期に、じっくり行うのが、職人としても材料としても理想です。
防水テープ、シート養生、内側からの仮処置。応急の手立ては、いくつもあります。
雨の中、足元の悪い屋根の上で、焦って工事を進めるのが、本当にお客様のためなのか。私は、そう思いません。
焦らせないこと。これが、永盛板金が 1926 年創業以来 積み上げてきた、お客様への向き合い方です。
梅雨は来ます。でも、診断は今からでも遅くない
お読みいただき、ありがとうございました。
天井のシミ、外壁の濡れ、ベランダの水溜まり。気になる症状があれば、お電話をください。まずは「診断」から。
焦らず、ちゃんと、原因から。それが、住まいを 10 年、20 年と守る、最も確実な道です。
よくあるご質問
Q. 梅雨前に業者から「すぐ工事しないと危ない」と言われました。どうすべきですか?
A. まず深呼吸してください。雨漏りの原因は、屋根材だけでなく、雨樋・板金・防水層・サッシ周りなど複数の経路があります。即工事を迫る業者は、原因究明をしていない可能性が高いです。診断を依頼してから判断してください。
Q. 雨漏り診断にはどれくらい時間がかかりますか?
A. 問診から処方の提案まで、現場 1 回 1〜2 時間、結果のご報告まで合わせて 3〜7 日いただきます。雨が降った日の再点検が必要なケースもあります。即日結論を出す業者は、診断ではなく工事の押し売りです。
Q. 梅雨が始まる前に間に合いますか?
A. 原因が特定できれば、応急処置(防水テープ・シート養生)で梅雨を凌ぐことは十分可能です。本工事は梅雨明け以降の晴天期に行うのが、職人としても材料としても理想です。焦らないことが、結果として早道です。
Q. 雨漏り診断には費用がかかりますか?
A. 現場の規模・調査内容によって異なります。お問い合わせ時に概算をお伝えします。本工事をご依頼いただいた場合は、診断費用を工事代金に充当するケースもございますので、まずはお気軽にご相談ください。
Q. 対応エリアはどこまでですか?
A. 群馬県全域(太田市・桐生市・みどり市・伊勢崎市・前橋市・高崎市 等)、埼玉県北部(熊谷市・深谷市・本庄市)、栃木県南西部(足利市・佐野市)、長野県東部 まで、車で 1 時間 30 分以内の地域に対応しています。オーダーメイド板金加工製品は全国配送可能です。
雨漏りが気になったら、まずは「診断」を
焦らず、原因から。永盛板金 三代目代表 永盛 斉 による雨漏り診断を、群馬県全域・隣接エリアで承ります。
☎ 0277-78-5683(平日 8:00〜17:30)
✉ [email protected]
💬 LINE 公式(24 時間受付・翌営業日までにご返信)
株式会社 永盛板金
三代目代表 永盛 斉
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1926年から続く知見と、職人の手仕事で、お住まいをしっかりお守りします。
公開日: 2026-05-24 | https://www.nagaban.jp/

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