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【新築施工事例】お家の寿命を劇的に延ばす。破風板を「自社加工の板金」で包むメリットと重要性

【新築施工事例】お家の寿命を劇的に延ばす。破風板を「自社加工の板金」で包むメリットと重要性

永沼健太 一級技能士

永沼 健太(Kenta Naganuma)

一級建築板金技能士

こんにちは!永盛板金 職人の永沼健太です。

新築でマイホームを建てる際、屋根材や外壁のデザインにこだわる方は非常に多いですが、ぜひ同じくらい目を向けていただきたい重要な部位があります。それが、屋根の妻側(斜めになっている側)の端に取り付けられている「破風板(はふいた)」です。

破風板は、お家の中で最も紫外線や激しい雨風の直撃を受ける、いわば「過酷な最前線」を守る部材です。今回は、先日手がけさせていただいた新築住宅にて、自社工場でミリ単位の折り曲げ加工を施したガルバリウム鋼板を使い、破風板を完全に包み込んだ施工事例をご紹介します。新築時にここを板金で守っておくことの圧倒的なメリットを紐解いていきましょう。

1. なぜ窯業系や木製の破風板は、数年でボロボロになってしまうのか?

一般的な建売住宅やハウスメーカーの新築では、破風板に木材や窯業系(サイディングに似た部材)の化粧板を使い、表面に塗装をして仕上げるのが主流です。しかし、これらの建材は「水分を吸収しやすい」という性質を持っています。

太陽光による紫外線と、吹き付ける雨に年中さらされる破風板は、お家の中で最も塗装が劣化しやすい場所。塗装が劣化して防水性が切れると、雨樋の裏や破風板本体が水分を吸ってしまい、わずか5〜7年ほどで塗装のめくれ、ひび割れ、最悪の場合は内部の腐食が始まってしまいます。

2. メリット①:メンテナンス周期を最長化し、将来の足場費用を浮かす

その弱点を完全に克服するのが、今回の「板金包み工法」です。破風板の形状を寸分違わずサンプリングし、耐久性に非常に優れた高級ガルバリウム鋼板(またはSGL)で表面を完全に覆い隠します。

施工中の破風まわり(ケラバ水切り板金と一体化)

施工が進む破風まわりのディテール。唐草と一体になるように破風板を包み込んでいます。これにより、建材(木部)そのものが雨水に触れることが物理的に少なくなります。

金属で頑丈なバリアを張るため、定期的な「破風板だけの塗装メンテナンス」が一切不要になります。破風の修理には必ず高所作業用の足場を組む必要があり、その都度大きな出費となりますが、新築時に板金で包んでおけば、将来的な修繕コストを劇的に浮かせることができるのです。

3. メリット②:自社板金加工品だからできる、ノイズレスで美しい収まり

破風板を包む工事自体は他社でも行われることがありますが、当社の最大の強みは「既製品のアルミカバーなどをただハメ込むのではなく、現場に合わせて自社工場で一枚一枚板金を折り曲げて専用品を作る」という点にあります。

完成後に下から見上げた屋根のライン(マットなダークカラー)

完成後に下から見上げた屋根のライン。破風の先端から軒桁に繋がる立体的なラインが、歪みなく美しく一本に通っているのが分かります。マットで上品な質感のシルバーカラーが、建物全体を引き締めています。

建築板金職人が自ら採寸して仕立てるため、ビスの留め位置、継ぎ目の重ね代(かさなりしろ)、コーナー部分の折り込みにいたるまで、隙間のない完璧なフィッティングが実現します。このノイズのないフラットな仕上がりこそが、デザイナーズ住宅のようなシンプルモダンな建築美を究極に引き立ててくれるのです。

よくあるご質問

Q1. 破風板の板金巻きは、新築の時しか施工できませんか?

A. いいえ、リフォーム(既存の住宅)でも大人気の工事です!すでにスレートや瓦が載っているお宅でも、破風板の木部が完全に腐り落ちていなければ、上からきれいに採寸して板金で包み込むことができます。10年ごとの外壁塗装のタイミングで、同時にオーダーいただくことが非常に多いメニューです。

Q2. 金属で包み込むことで、破風板の内部が蒸れて腐ることはありませんか?

A. 適切な「雨仕舞い」が施されていれば、その心配は全くありません。当社の施工では、上部からの雨水の侵入を防ぐ水切り構造を計算しつくした上で、裏面に結露が生じにくいよう、適切なクリアランス(空気層)や役物の加工を行っています。水分を外から入れないことが最大の腐食防止になります。

Q3. アルミ製の破風カバーなどの既製品とは何が違うのですか?

A. 「フィット感」と「デザインの自由度」が大きく異なります。既製品はサイズや角度がいくつかのパターンに固定されているため、実際の破風板との間に不自然な隙間ができたり、無理にコーキングを厚盛りして収めることになりがちです。自社加工であれば、お家の傾斜角度(屋根勾配)や破風板の厚みにぴったり1ミリ単位で合わせられるため、仕上がりの美しさと耐久性が段違いに高くなります。

Q4. 板金で包んだ破風板の色は、どれくらいバリエーションから選べますか?

A. メーカー・グレードによって幅はありますが、定番のブラック・チャコール・シルバー・ホワイトから、ブラウン系、グリーン系、ネイビー系、ベージュ系まで、15〜20色程度から選べます。屋根材や外壁との組み合わせが重要なので、私たちは事前にサンプル板を屋外光の下で見比べていただき、お住まい全体の佇まいに最も調和するカラーをご提案します。マット仕上げ・光沢仕上げの選択もご相談いただけます。

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まとめ:見落としがちなディテールにこそ、確かな安心と美しさを

新築時のちょっとした「先回り」の工夫が、10年後、20年後にお家を維持するための総コストに驚くほどの大きな差を生み出します。破風板をあらかじめガルバリウム鋼板で包んでおくことは、お住まいの資産価値を守り、最も塗装メンテナンスの手間がかかる弱点を消し去る、極めて合理的な選択です。

群馬県太田市・桐生市・伊勢崎市・みどり市周辺で、「家を建てる予定だけど、破風板のメンテナンスが心配」「モダンなデザインにぴったり合うシャープな雨仕舞いをしてほしい」という方は、ぜひ永盛板金にお任せください。1926年から受け継いできた手仕事と自社工場の加工精度で、世代を超えて愛せる、一切の妥協なき外観をお約束します。

永沼健太 一級技能士

株式株式会社永盛板金
一級建築板金技能士 永沼 健太

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公開日: 2026-06-23 | https://www.nagaban.jp/

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