【保険申請】「通る」申請には理由がある。プロが作成する調査報告書の重要性と「代行」のリスク
永盛板金 施工写真
永盛 睦宜(Yoshiki Nagamori)
株式会社永盛板金 四代目候補 / Yahoo!ショッピング店「SHEET METAL NAGAMORI」担当
こんにちは。
株式会社永盛板金の4代目、永盛 睦宜です。
台風や大雪などの自然災害後、「屋根が壊れたかもしれない」「雨漏りが心配だ」というご相談が増えています。
その際、ご加入中の火災保険(風災補償など)を活用して修理を行いたいと考えるのは当然の権利です。
しかし、申請すれば必ず認められるわけではありません。最も重要なのは「被害の事実を、保険会社に正しく伝えること」です。
ご自身で申請された方などから、「思ったような認定額が出なかった」「単なる経年劣化として判断されてしまった」というお話を伺うことがあります。
その原因の一つとして、提出する「調査報告書(損害明細書)」における客観的な根拠の不足が挙げられます。
「申請代行」にはご注意ください
近年、インターネットや訪問勧誘で「火災保険申請サポート」「申請代行」を謳う業者によるトラブルが増えています。
「着手金ゼロ、成功報酬◯◯%」「必ず保険金が下りる」といった言葉には注意が必要です。
実は、火災保険の請求手続きは、契約者ご本人様が行う必要があります。
弁護士資格を持たない業者が、報酬を得てお客様の代わりに保険金請求の交渉や申請手続きを行うことは、弁護士法第72条(非弁行為)により禁止されています。
【私たち板金業者の役割と範囲】
私たち永盛板金が行うのは、あくまで「建物の調査」「お見積書の作成」「被害調査報告書の作成」といった、建築のプロとしての事実確認業務(手続きの支援・助言)です。
作成した資料をお客様にお渡しし、お客様ご自身で保険会社へ送付・申請していただく形をとっております。
これは法律を遵守し、お客様がトラブルに巻き込まれないための大切なルールです。
保険会社が必要としているのは「客観的な証拠」
保険会社の鑑定人(損害状況を査定する専門家)は、提出された書類と現場の状況をもとに公正な判断を下します。
ここで大切になるのが、ただ壊れている写真だけでなく、それが「自然災害によるものなのか(事故性)」を裏付ける客観的な根拠です。
永盛板金が作成する報告書の内容
専門業者としての視点で、建物の状態を詳細に確認し、記録に残します。
- 被害の根拠:風の向きや部材の破損状況から、経年劣化ではなく「自然災害」である痕跡を記録します。
- 写真の撮り方:全体だけでなく、被害箇所が明確に伝わる角度・距離での撮影を行います。
- 適切な復旧案:なぜその修理が必要なのかを技術的に説明します。
【例】永盛板金が作成する調査報告書
永盛板金 施工写真
永盛板金 施工写真
実際の業務で使用している報告書のサンプルをご覧ください。
私たちが重視しているのは、情報の「正確さ」と、どなたが見ても状況がわかる「透明性」です。
知識に基づく「修理の妥当性」
被害の証明と同じくらい重要なのが、「修理費用の根拠」です。
例えば、屋根材にアスベスト(石綿)が含まれている場合、撤去には厳格な対策が必要で費用が高額になります。
その場合、私たちは安全性とコストを考慮した「カバールーフ工法」を提案し、その理由を報告書に明記します。
単に「高い見積もり」ではなく、「適正な工事のための根拠」を示すことで、保険会社様にも納得していただきやすくなります。
事実を積み重ね、お客様の権利を守る
保険申請において、「必ず通るという保証」はありません。
私たち永盛板金にできることは、地域に根ざした板金業者として、客観的な事実に基づいた資料を作成し、お客様が適正な審査を受けられるよう、書類作成の面からお手伝いすることです。
「自分の家は保険が使えるの?」「手続きに必要な書類を作ってほしい」という方は、ぜひ一度ご相談ください。
調査から書類作成、そして実際の工事まで、責任を持って対応させていただきます。
よくあるご質問
Q1. もし保険が認定されなかった場合、工事はどうなりますか?
A. 工事をキャンセルしていただいても構いません。
保険金が下りなかった、あるいは希望額に届かなかった場合は、工事の内容を見直すか、計画自体を白紙に戻すことが可能です。認定結果が出る前に工事契約を迫るようなことはいたしません。
Q2. 経年劣化でも保険申請できますか?
A. いいえ、経年劣化は対象外です。
あくまで「自然災害による被害」が対象となります。しかし、「ただの劣化だと思っていたら、実は過去の台風による破損だった」というケースも多々あります。プロの目でしっかりと診断し、申請可能な損傷かどうかを正直にお伝えします。
Q3. 火災保険の申請代行業者を利用しても大丈夫ですか?
A. 弁護士資格を持たない業者が報酬を得て申請手続きを行うことは、弁護士法により禁止されています。永盛板金は、建物の調査や報告書作成の支援は行いますが、申請代行は行いません。お客様ご自身で申請していただく形をとっております。
Q4. 永盛板金に調査を依頼するメリットは何ですか?
A. 永盛板金は、建築のプロとして被害の根拠を客観的に記録し、写真の撮り方や適切な復旧案を技術的に説明する調査報告書を作成します。これにより、お客様が適正な保険審査を受けられるようサポートします。
火災保険申請と関連する建物の修理について
火災保険申請の調査報告書について、関連する記事をご紹介します。
まとめ:火災保険申請の成功は「客観的な調査報告書」が鍵
火災保険を活用した修理において、適正な保険金を受け取るためには、被害の事実を正確に伝える「調査報告書」が不可欠です。永盛板金では、建築のプロとして客観的な根拠に基づいた詳細な報告書を作成し、お客様の保険申請をサポートします。申請代行のリスクを避け、安心して修理を進めるために、ぜひ一度ご相談ください。
株式会社 永盛板金
四代目候補 永盛 睦宜
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